質のいい睡眠で重要なポイント

睡眠は、心身をリラックスさせたり、疲労を解消したりするのに必要な行為です。
しかし、睡眠環境が良くないと、どれだけ長く眠ってもすっきりと目覚めることはできません。
反対に、睡眠環境が整っていれば、短時間の睡眠でも気持ちよく目覚めることはできると言われています。
理想的な睡眠をとるために大切なポイントは、温度、音、光の3つであり、これを意識して睡眠環境を整えると、睡眠の質は向上するそうです。

まず温度についてですが、睡眠が最も安定するのは暑くもなく、寒くもない中間の温度です。
中間温度は、大体29℃前後を指しています。
ただし、日本は四季があるため、通年で29℃を保つことはなかなか厳しいでしょう。
特に夏は高温多湿で、冬は低温低湿なので、中間温度には程遠いと言えます。
ですから、エアコンを活用したり、寝具を上手く使い分けることが重要です。
夏は冷感の敷きパッドや薄いタオルケットを使い、熱がこもらないようにしてください。
また、寝汗をかいたらボディシートなどでこまめに汗を拭き取ることも大切です。
一方、冬は裏起毛の毛布や電気毛布を使って暖かさを保つことをおすすめします。

次に音に関しては、なるべく無音を心掛けましょう。
睡眠中に覚醒反応が引き起こされるのは40から50デシベルほどの音であり、これは壁のスイッチを操作するときの音と同レベルです。
ですから、もしも環境音が気になる場合は、耳栓をするなどして工夫してください。

そして光に関しては、明るすぎても、暗すぎてもいけません。
豆球1つ程度の薄暗さが最適だと言われています。
したがって、窓が大きく自然光で夜も明るい部屋なら遮光カーテンを用いてみるといいかもしれません。